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Channel: 現金化の違法性について –クレジットカードの現金化
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●要注意!ショッピング枠の現金化の違法性

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クレジットカードのショッピング枠を現金化するというサービスを提供している業者は現在数多く存在しますが、2011年に現金化業者が摘発され逮捕となりました。

クレジットカードのショッピング枠現金化にはリスクがあるということをしっかり覚えておきましょう。

現金化業者の違法性について

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クレジットカードのショッピング枠を現金化するというサービスを提供している業者は現在数多く存在します。

インターネット上にはたくさんの業者の広告やウェブサイトが存在しますし、あたかも合法なサービスを行っている会社という様相で営業を続けています。

クレジットカードのショッピング枠現金化業者の違法性は古くから論争が行われてきましたし、現在でもたびたび論争が巻き起こることもありますが、実際のところどうなのだろうと疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

2011年に現金化業者が摘発されるという出来事がありましたが、この時は当局によって業者が「事実上の金融業である」と認定されてしまったために摘発、逮捕となりました。

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実質貸金業としての営業をしているにも関わらず、貸金業の免許を持っていないということで摘発されたのです。

また、貸金であるとして金利を計算すると非常に高い金利となっていたため、これが出資法違反にあたるということで摘発されてしまいました。

これ以降も数回、現金化業者が逮捕されその後実刑にまで持っていかれたという例はあります。

クレジットカードのショッピング枠を現金化している業者の多くはインターネット上のホームページで合法性をアピールしています。

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違法性はまったくなく、合法であることの証明としてうちは公安委員会の許可を受けている、というアピールをしているところもあります。

しかし、公安委員会が与えているのはあくまで古物商取引の許可だけであり、ショッピング枠現金化を認めているわけではありません。

一般的な生活を送っている方だとこのようなこと知るわけがありませんし、わざわざ調べようとする方も少ないため、業者側はその盲点をついて合法性をアピールしています。

ではやはりクレジットカードのショッピング枠を現金にかえるという行為は違法なのか、ということになりますが、これはとても難しい問題です。

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もし完全に違法なら、今現在インターネット上で営業している現金化業者などはすべて摘発されていてもおかしくありませんよね?

実は、このクレジット枠を現金にかえるという手法は以前からありましたし、いわゆるグレーゾーンなサービスとして認識されています。

クレジット枠を現金にかえたいという方が多く、そのニーズに応える形でサービスを提供する会社が存在するわけですから、被害者が存在しません。

そのため、違法でも合法でもないグレーゾーンであるとして生き残っているのです。

現金化利用者の違法性について

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クレジットカードのショッピング枠を現金化する業者がグレーゾーンであるということは理解している方は多いでしょうが、では利用者の違法性についてはどうなのかという疑問を持った方も多いでしょう。

業者が摘発されるのはまるで他人事のようなことかもしれませんが、自分が逮捕されるとなるとやはりイヤですよね。

クレジットカードのショッピング枠を現金に換えたいと思っても、いまいち踏み切れないのは「違法性があるのでは」「逮捕されてしまうかも」という恐怖心が働いているからでしょう。

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これまで、クレジット枠を現金にかえようとした方や、実際に現金化した方が逮捕されてしまったという前例はありません。

では、利用者はまったく違法性がなく合法なのかと思ってしまいますが、実際にはそんな簡単な問題でもありません。

クレジットカードの性質を考えると理解できると思いますが、クレカを使うということは支払いをカード会社が一時的に立て替えてくれているという状態です。

この時点では自分でお金を支払っているわけではなく、あくまでカード会社がお金を支払っています。

そのため、購入した商品はカード会社のものということになります。

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クレジット枠の換金ではカード購入したものを転売しますから、この行為が横領に当たる可能性があります。

自分のものになっていない商品を転売してしまうのですから横領罪が疑われてしまうことがあるのです。

また、現金化するためにクレジットカード会社からお金を詐取したとして詐欺罪に該当するかもしれません。

これらのことから、クレジット枠の換金業者を利用した側にも少なからず違法性があるということが理解できると思います。

今まで逮捕者がいないとはいうものの、これから先はどのようになっていくか分かりません。

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クレジットカード会社は現金化を禁止しています。

これはカード利用規約を熟読してみれば一目瞭然なのですが、利用規約には転売目的で商品を購入するような行為を禁止すると明記されていますから、この利用規約に違反したとなるとカード利用停止や会員資格のはく奪などに繋がる可能性があります。

利用規約に違反するというのはれっきとした契約違反ですから、何らかの処分が下されてしまう可能性は十分にあります。

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クレジットカードのショッピング枠現金化にはこのようなリスクがあるということはしっかり覚えておきましょう。

今のところはまだグレーゾーンで済まされていますが、これから先はどうなるか分かりません。


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